先にシャワー浴びてこいよ、美しく
僕 「おっと、そこまでだ」
れいな 「・・・ッ!」
僕 「悪いが悪さをする子猫ちゃんは即退治するよう上から言われてるんでね」
れいな 「・・・どうせ退治するんやったら普通に退治して欲しいもんやけどね」
僕 「ん〜、残念ながら僕はかわいい子猫が大好きでね なかなかそうもいきそうにないかな」
れいな 「チッ・・・ この下衆が!」
僕 「はは、下衆か・・・ じゃあこれから君にはドブネズミを咥えてもらう事になるのかな」
れいな 「・・・最低やね」
僕 「おやおや、だいぶ素直になったじゃないか」
れいな 「残念やけどこれじゃあもう手も足も出んけんね、場所を変えてほしいだけ」
僕 「おとなしくなって抵抗もしなくなれば後は自然と相応の場所へ・・・という訳か、賢いね」
れいな 「ここでの生き方や作法くらいは知っとぉと」
僕 「はは、これはとんだトムキャットだ」
れいな 「トムキャット? そんなんやなくてメスブタのが似合うやろ?」
僕 「そうか、そうだね、ならしょうがないか・・・ あいにく僕は汚いモノが嫌いでね」
れいな 「え!? ちょ待っ・・・w」
僕 「聞いてくれ この街には僕の他にも君を狙う奴らで溢れてる」
れいな 「え、いや、それは・・・」
僕 「逃げきるのは難しいかも知れないが、うまく逃げてくれ」
れいな 「え、でも・・・」
僕 「うまく逃げきる事ができたら、身体をきれいに洗ってベッドの上で待っていてくれると嬉しいな」
れいな 「・・・・・・」
僕 「さぁ早くここから逃げるんだ」
れいな 「・・・でも、逃がしたらそっちはどうなると?」
僕 「大丈夫、僕の心配はいらないよ」
れいな 「・・・・・・わかった、行く ありがとう」
僕 「・・・・・・」
れいな 「・・・悪いけどこのよごれは取れんって」