グラウンドの真ん中ら辺で愛を叫ぶ


私立モーニング高等学校。 A

6年前、創部2年目にして甲子園初出場を果たしてから毎年甲子園の常連として期待されている一校。
エースピッチャー高橋を含む藤本、田中のクリーンナップが強力。



「・・・やってさ」


「雑誌の扱いもちっさくなってしもたなぁ・・・」


「最近甲子園行ってへんもんなモー高。」


「今の部員で甲子園経験者なんて吉澤くらいやろ」


「吉澤いなくなってしもたらちょっと辛いかもしれんね」


「やっぱ吉澤は精神的支柱になんねんな、甲子園行った時の」


「俺は高橋がいればそれでえぇねん」


「それはお前の精神的支柱や 俺が言うたのは部員のや、ブ・イ・ンの!」


「最近は高橋が全試合先発してるって話やね」


「ほんま高橋さんのピッチングは西宮を神鉄で駆け抜けるで」


「ちょっと話変わるけど、モー高の野球部ってのは まるで兄ちゃんと比較される弟みたいやわ 雑誌の記事もそうやろ? そん時と今で違うのは部員だけやん 部員が違ってもオレタチにとってモーニング高校野球部はモーニング高校野球部に変わりはないんや グラウンドで 投げて 打って 泥だらけになって 泣いて 笑ってるんや グラウンドでしゃんとかざす最新の夢はきりたんぽ! って、それはもう叶ってんねん」





モーニング娘。が一番だと思う気持ちは僕の一方通行で構いません。嘘です。今のは強がりです。やっぱりララバイ憧れの相思相愛になりたいです。好きすぎてバカみたい。アホみたい。愛キュンの夢見たい。僕はやっぱりれいなヲタみたい(←ここ重要)。





記者「それでは最後に質問です」


僕「はい」


記者「何故そんなにモーニング娘。が好きなのですか?」


僕「(私は)モーヲタですから」


記者「ありがとうございました」


僕「はい、ありがとうございまーさ」