今日の餃子はしょっぱすぎるわ


れいな 「また餃子作ってるんですか?」


僕 「・・・なんで敬語?」


れいな 「そーゆートコは気にせんで(笑)」


僕 「はい、僕はまた餃子を作っています」


れいな 「ちょっと待ってぇ(笑) マネせんで(笑) ヤバイ・・・(笑)」


僕 「そんなツボ入った?」


れいな 「あー、涙出た(笑) ・・・なんかね、ウケた」


僕 「ちょっとさ、餃子の餡こねるの代わってくれる?」


れいな 「はぁっ!? れいなが? れいながこねると?」


僕 「うん、そう れいながこねるの」


れいな 「ど、どうすればいいかわからんっちゃけど・・・」


僕 「いや、テキトーにこねてればいいよ」


れいな 「テキトー!? テキトーって・・・」


僕 「まぁ、やってみ」


れいな 「ん・・ しょ・・・ わー、手がべちょべちょになる・・・」


僕 「べちょべちょはしょうがないね ・・・にしても手ちっちゃいなぁー」


れいな 「普通やし」


僕 「あ、そうなん? ってか、どう? こねこね」


れいな 「あー、ちょっとおもしろいかも・・・」


僕 「だろー? れいなは普段そんな事しねぇもんな〜」


れいな 「いつもと違うれいなもよかろ?」


僕 「よかよか」


れいな 「・・・」


僕 「・・・」


れいな 「・・・」


僕 「・・・で、どうしたん?」


れいな 「え・・・っ?」


僕 「なんかさ、最近ずっとウチ来てるじゃん?」


れいな 「・・・」


僕 「ん、やっぱそっか」


れいな 「・・・まだちょっと悲しいと」


僕 「ま、時間が経てばね・・・ 時間は味方だから」


れいな 「・・・時間 ・・だけ?」


僕 「ん?」


れいな 「・・・れいなの味方は時間しかおらんと? 他におらんと?」


僕 「・・・バカ、そんなん言わせんな」


れいな 「・・・バカ言わんで(笑)」


僕 「はは ごめん」


れいな 「ありがと・・(笑)」


僕 「いやいや」


れいな 「ヤバイ・・・(笑) 涙が・・・(笑)」


僕 「おぁー ティッシュティッシュ!」


れいな 「・・・ごめん れいな、今、手がぐちゃぐちゃやけんね あ・・・ ヤバイ 餡に涙入った」


僕 「調味料に涙か・・・ はは、しょっぱすぎるぜ」





〜Fin〜