後ろに乗せて、漕ぐ漕ぐ漕ぐ!

れいな 「傘持って来んとか信じられーん!」


僕 「だって出るとき降ってなかったじゃん」


れいな 「空見て分からん? 雨降りそうとか」


僕 「お空は真っ暗でした」


れいな 「へ り く つ!」


僕 「言ってくれれば持って来たのに」


れいな 「ちょっ、れいなのせい!?」


僕 「・・・5:5?」


れいな 「・・・もういい」



とっ (自転車から飛び降りるれいな)


キキーーーーッ!!! (大あわてでブレーキをかける僕)



僕 「お、おぃ、アブネェだろ! 何してんだよッ!」


れいな 「・・・バイバイ」


僕 「バイバイ?」


れいな 「れいな一人で帰るけん、もう帰っていいよ」


僕 「はぁー!?」


れいな 「じゃね〜(笑)」


僕 「”じゃね〜”じゃね〜よ!」


れいな 「・・・」


僕 「おーぃ、濡れっぞー」


れいな 「・・・」


僕 「・・・無視っすか」





れいな 「・・・」


僕 「・・・ん」


れいな 「・・・」


僕 「・・・ほら」


れいな 「・・・」


僕 「・・・いらんの?」


れいな 「・・・い る」


僕 「・・・」


れいな 「・・・」


僕 「・・・お前、明日絶対風邪引くぞ」


れいな 「・・・そっちこそびしょ濡れやん」


僕 「お前のせいだけどな(笑)」