二人ゴト 〜another world edition〜

「あっつ! はふほふ・・・ ほっ ふめぇ」


「じゃ私もイッコ・・・ んーーー!おーいひぃ!!」


「ははは、イイ表情すんな〜」


「だぁーってぇ おいしいんだもん」


「俺、塩味ってあんまり食った事なかったけど、イイネ」


「でしょ〜ぅ? これからたこ焼きは塩味ね、塩味」


「・・・で、これからドコ行くんだっけ?」


「あ、次はねぇ ちょちょちょちょっ・・・ こっち歩こ 食べながらでいいから」


「なんか俺、ホント連れてってもらってるみたいじゃん」


「だぁからぁー、最初に言ったでしょー? 私の地元なんだから私がガイドするって」


「いやまぁそうなんだけどさー なんか恥ずい・・・」


「もーぅ なーんでー 恥ずかしくなーいってー ついて来ればいいのついて来ればー」


「あーはいはいはい わーかった、わかった」


「ん? オーケィ? じゃこっちだからね」


「そうやってみんなを引っ張っていけるといいね」


「・・・え?」


「今度リーダーになるんだってね」


「なぁんだ 知ってたんだ」


「まぁ・・・ね でも今日の里沙を見てたら大丈夫そうだなーって思った」


「そーんな事ないってー! これは地元だから地元ー!」


「まぁまぁまぁ」


「・・・不安でいっぱいだよ」


「不安かぁ・・・ よかったら話してよ」


「聞いてくれるの?」


「うん、聞く」


「ありがとぅ・・・ でも新幹線の中で話したい」


「ん?新幹線?」


「あ、観覧車」