だから死なないでください
魔女 「あなたの願いは”新垣里沙とSEXしたい”ですか・・・」
僕 「そすね」
魔女 「その願いを叶えた後の代償として私が頂くのはあなたの命ですが、それでよろしいんですね?」
僕 「いいすよ ガキさんとSEXできたら死んでもいい」
魔女 「そうですか それでは願いが叶うのは数日後ですので、楽しみに待っていてください フフフ・・・」
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友人 「えぇぇぇぇえええええええ!? 何!? マジで!?」
僕 「・・・マジ」
友人 「はぁぁぁぁあああああああ!? マジでガキさんと!?」
僕 「・・・ガキさんすげかった」
友人 「なー! えー!? ちょ、待って 訳わかんない・・・」
僕 「・・・今日また会う予定」
友人 「そのお前のむかつくくらい幸せそうな顔見るとウソじゃねぇなこりゃ・・・」
僕 「でもさ、俺・・・」
友人 「・・・ん? 何?」
僕 「あ、いや、何でもない・・・」
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僕 「あの・・・ 俺、ガキさんとSEXしたんですけど・・・」
魔女 「願い事が叶ったようですね おめでとうございます」
僕 「・・・で、俺、ガキさんとSEXしたら死ぬんすよね?」
魔女 「そうですね、死にますね」
僕 「えっと・・・ あの・・・ 俺、死んでないんですけど・・・」
魔女 「え? 死にたいんですか?」
僕 「い、いや そうじゃなくって 願い事が叶ったのに死なないのは何でかなぁーと? もしかして奇跡かなぁー なんて・・・」
魔女 「・・・こちらとしては叶った直後に死なれても困りますからねー」
僕 「・・・は?」
魔女 「新垣さんとSEXした後、幸せだったでしょ?」
僕 「いや、それはもぅ・・・(照)」
魔女 「そんな幸せの表情のまま死なれたら私、楽しくないですから」
僕 「ぇ?」
魔女 「私、死の恐怖に満ちた表情を見るのが大好きなんです」
僕 「・・・ちょ、それ、どういう事っすか?」
魔女 「恐怖に満ちた表情をして私が十分楽しんだ後に死んでもらいますから」
僕 「・・・」
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里沙 「ぁのね・・・ 実は・・・」
僕 「ん、な、何?」
里沙 「実は・・・ 赤ちゃんできちゃったみたい!」
僕 「!!!!!!!!」
里沙 「私達二人の赤ちゃん」
僕 「ぅ、ぇ・・・ あ、あぁ・・・ マ、マジで・・・ 赤ちゃん・・・ 俺とガキさんの・・・」
里沙 「なーにぃ? 嬉しくないのぉ?」
僕 「え、あ、な、ななな何言ってんだよ ビックリと嬉しさで言葉が出ないんだって」
里沙 「えへー(笑) どーんな赤ちゃんが生まれるんだろうねー? 赤ちゃ〜ん、コンバンンハ〜 お父さんビックリして言葉が出ないんだってぇー おかしぃねー あはは」
僕 「・・・」
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僕 「ちょ、どーしてくれるんすかぁ! 赤ちゃんできちゃったじゃないすか!!」
魔女 「避妊は大事なのは十分ご理解されていると思いますので、それを怠ったあなたたちの責任です 妊娠は私とは全く関係ありません」
僕 「そーじゃなくって! 俺、こんなトコで死ねないよ! ガキさんとお腹の中の赤ちゃんを残して死ねるかよ!! 今すげぇ幸せなトコなんだから死にたくねぇよ!!」
魔女 「願いが叶った訳ですから、あなたは死なない訳にはいきませんねー」
僕 「おま・・・ 悪魔かよ!」
魔女 「悪魔ではありません、魔女でーす☆」
僕 「・・・ちっくしょ」
魔女 「それじゃあそろそろ死んでもらいましょーか?」
僕 「・・・っ」
魔女 「な〜んて、まだまだ(笑) もっといい表情してくださいね〜(笑)」
僕 「・・・」
魔女 「あら〜? どうしちゃったんですか〜?」
僕 「・・・やっぱり今、ここで殺してくれ ガキさんのお腹の中の子供、今ならまだ堕ろせる」
魔女 「フフフ・・・ お腹の中の赤ちゃんのためを思ってという事でしょうか? それも一つの手ですね(笑)」
僕 「それがガキさんのため、赤ちゃんのためだと俺は思う」
魔女 「それは彼女自身・・・ いいえ、彼女自身もその状況下に置かれてみないとどう思うか分かりませんね〜(笑)」
僕 「・・・」
魔女 「赤ちゃんが堕ろせなくなった時期に死なせてあげよっか?」
僕 「・・・っ」
魔女 「怒った表情も結構好きなんですよね〜、私(笑) って事ですので、もぅ少しの間、たっくさん幸せを感じてくださいね〜☆」
僕 「・・・」
続く! か〜もっ
良いお年を〜
2005.12.31