そういう気分


れいな 「きれいかねー」


僕 「だーろー?」


れいな 「山にある展望台とか最初は地味やねーって思っとったっちゃけど」


僕 「やっぱ登ってみないとな、展望台は 見るもんじゃねぇんだし」


れいな 「ってか登るの大変やったぁ〜」


僕 「まぁそんなヒール高い靴じゃ当然だぁな」


れいな 「だぁ〜って そっちが登ろうって言ぅたけんさぁ・・」


僕 「あぁ、そういやそっか ごめんごめん」


れいな 「ちょさぁ・・・ でもさぁ・・・ 降りるとき大丈夫かやな? ヒール壊れん?」


僕 「心配ならおんぶしてやろっか?」


れいな 「え〜 人がいっぱいおるけんそんな事したら恥ずかしいと」


僕 「じゃあ、お姫様だっこしてやるよ それでポーンって放り投げればゴロゴロゴローって転がって、楽に下まで行けるんじゃねえの?」


れいな 「れいな そんなにコロコロやないけん下までは行けんと思う」


僕 「いや、行けるだろ」


れいな 「ってかそんな事したら怪我をしてしまうかもしれんやろ」


僕 「いや、まぁもちろん冗談だけどさ・・・」


れいな 「この靴じゃきついかもしれんけど、れいなは普通に降りよぅのが一番と思う」


僕 「ん、まぁそれもそうだな」


れいな 「なので 降りるときもまた手を貸してください」


僕 「な、なんだよ改まって・・ しかも標準語・・」


れいな 「そういう気分(笑)」