いつもここから


僕 「あ、みや? 着いたよ、どこにいる?」


雅 「えっ?何?本当に来たの?」


僕 「え、だって約束したじゃん」


雅 「ごめ〜ん あれ、軽い冗談のつもりだったんだよね」


僕 「はぁ!? なんだよそれ」


雅 「冗談かどうかくらい雰囲気っていうか空気で分かるもんじゃない?」


僕 「分からなかったからここにいるんだよ俺」


雅 「それは自分が悪いよね そこまで私責任持てないし」


僕 「え、何?じゃあとりあえず今日はここに来れない訳?」


雅 「今日っていうか明日も明後日も行かないから」


僕 「ぁんだよそれ」


雅 「あなたに気があるとでも思った?」


僕 「・・・まぁ多少は」


雅 「プッ バッカじゃない?」


僕 「・・・っかつく」


雅 「あ、そうだ明日は?空いてる?空いてるなら今日の埋め合わせしてあげるよ?」


僕 「なめんな」


雅 「え〜、それひどくない? 今のは冗談じゃないのに」


僕 「はは、空気読めなくて悪かったな!」


雅 「電話越しじゃあ読める空気も読めないよね〜」


僕 「そういう事じゃねぇだろ・・・」


雅 「やっぱり同じ空気吸いながら話さないとダメか〜」


僕 「あ〜マジむかつく・・・ じゃあもう俺帰るから切るね」


雅 「あ、ちょっと待って 右右 改札口の方」


僕 「はぁ? 右〜?」


雅 「イェーイ☆」