つまりどういう事?
僕 「・・・で、おかしいってのは具体的にどうおかしいわけ?」
れいな 「所謂どこがどうおかしいのか分からん状態」
僕 「あーそれは重症だー」
れいな 「直せる?」
僕 「ん〜、今見る限りパソコンの方はそんな重症じゃないみたいだしまぁなんとか」
れいな 「マジで!? よかった〜」
僕 「でもれいなの方は重症すぎて簡単には治せそうもないかなぁ」
れいな 「ねぇねぇ、そこから落ちて死んでくれん?」
僕 「・・・それはパソコン直してからでいいっすか?」
れいな 「血と遺体の始末は自分でやって」
僕 「その後にちゃんと葬式を挙げてくれよ?」
れいな 「形に拘る人やね・・・」
僕 「結婚したら結婚式、死んだら葬式、同じ事だろ?」
れいな 「んー・・・」
僕 「納得できない?」
れいな 「別にぃ〜 ・・・それよりパソコンは?」
僕 「・・・んー、たぶんこれが邪魔してるんだと思う」
れいな 「どれ?」
僕 「んーとねー・・・ ファイルを開く度になぜか自動的に立ち上がる変なソフトで・・・」
れいな 「で?」
僕 「メモリのほとんどを使っちゃう厄介なやつ ウィルスなんかとは違うみたいだけど」
れいな 「へぇ〜、そんなのが入っとったっちゃね〜」
僕 「ここ最近何かインストールした覚えある?」
れいな 「・・・・・・特には思い当たらんね」
僕 「そっか・・・ じゃあこれアンインストールしとくね」
れいな 「うん、してして」
僕 「・・・はい、アンインストール終了」
れいな 「早っ! ・・・どう?直った?」
僕 「キレイさっぱり」
れいな 「おっ ホンマやぁ 直っとるー!」
僕 「・・・じゃ、そゆことで
れいな 「うん、ありがとー」
・・・ぐしゃ!
ガラスの靴を履いたなんとか
れいな 「ん、ダメ・・・ 入らん・・・」
僕 「そっか、ダメかぁ・・・ れいななら きっと履けると思ったんだけどなぁ」
れいな 「れいなの足が入らんってどんだけ」
僕 「・・・キッズか」
れいな 「エッグやない?」
僕 「まさか(笑)」
れいな 「あーぁ、れいなはもう大人になってしまったっちゃねー」
僕 「あはは(笑) 何だ急に(笑) 大人は嫌なん?」
れいな 「ときどき」
僕 「でもさ、1年前のれいななら きっとこの靴履けたのかもね」
れいな 「1年前? ・・・どうやろ?無理やない?」
僕 「じゃあ2年前なら」
れいな 「それはもっと無理やね」
僕 「?」
れいな 「そのガラスの靴、れいなは履けんかったけど、世界にはぴったり履ける人がきっと何人もおる」
僕 「・・・いるのかな?」
れいな 「絶対おるよ でも、一生のうちに1人の人が会える人の数って限られてると思わん?」
僕 「まぁれいなはコンサートなんかで僕なんかより何倍も多くの人に会ってるんだろうけど」
れいな 「あれ毎回同じ人達やけどね」
僕 「(笑)」
れいな 「だけん、履けるのに出会えんかったらそこでお終い ってか始まりもせん」
僕 「儚ぇー」
れいな 「もう少し2人が早く出会って、距離を縮めてれば履けたかもしれんね」
僕 「んー・・・ いや、履けないだろ」
れいな 「?」
僕 「そんな早く出会っていても、まだガラスの靴は落ちてないだろうし」
れいな 「・・・エステールって感じやね」
僕 「は?」
れいな 「“ロマン輝く”って事」
僕 「お前何歳だよ・・・」
れいな 「なんと今年で19歳!」
僕 「立派な化け猫だな」
れいな 「猫やないし!!」
僕 「あ、そうだ 今ちょっと閃いた」
れいな 「なん?」
僕 「ちょっと手貸して」
れいな 「え? 右?左?」
僕 「いや、どっちでもいいよそれは」
れいな 「じゃあ・・・ 右で」
僕 「それではこの右手に靴を・・・っと」
れいな 「え?あ、ちょ・・・ 嫌ッ!」
すぽっ!
僕 「・・・は、入った」
れいな 「祟ると〜」
桃の天然水
絵里 「せっかくの七夕なのに曇り空って」
僕 「いいんじゃねーの? 晴れだろうが曇りだろうがどうせ織姫と彦星は会えるんだから」
絵里 「あーそっか じゃあ今日はみんなに見えないようにこっそり会ってるんだね」
僕 「1年に1回、それも7月7日っつー予告デートにこっそりも何も無いけどな」
絵里 「見せ付けてくれるよね ヒューヒューだよね」
僕 「まぁ今日は見えないけどな」
絵里 「見えないところで会ってるなんてなんかやらしいよね」
僕 「密会ってやつか」
絵里 「絵里たちも密会になるのかな?(笑)」
僕 「なんない」
絵里 「え? 何で?」
僕 「だってお前、いつもお母さんに言って来てるじゃん」
カーボンファイバーレイナ
僕 「・・・はは、思ったより軽い子なんだね」
れいな 「それは仕方ないと れいな今ダイエット中やし」
僕 「軽い女の相手はしないようにしてるんだ 今度会う時までに増量しといてくれると嬉しいな」
れいな 「お生憎様、れいなは見る目の無い男に興味ありません」
僕 「おっと、これは失礼・・・(笑) 最近の悪いクセでね、うっかり心の目だけで見ていたよ」
れいな 「やっぱり!?そうやと思った(笑) 最近多いとそういう人 心の目でホントに見えると〜?って思う」
僕 「見えるさ でも、見えない事も見えたつもりになっていたのかもしれないね」
れいな 「れいなは中身はもちろんやけど視覚に訴える魅力が大いにあるけんちゃんと目で見て欲しい」
僕 「視覚の大切さを忘れるところだったよ」
れいな 「・・・で、どう? れいなを目で見た感想は」
僕 「・・・・・・殊更に軽い子に見える」
れいな 「悲しみがこだますると」
1,000,000≠1
れいな 「“好き”って れいな 100万回くらい言ってるんやない?」
僕 「かもなー」
れいな 「それに、“好き”って れいな 100万回くらい言われてると思う」
僕 「だろうなー」
れいな 「・・・・・・」
僕 「・・・・・・」
れいな 「・・・・・・」
僕 「・・・・・・」
れいな 「・・・・・・好き」
僕 「・・・・・・」
れいな 「・・・・・・」
僕 「・・・・・・え?(笑)」
れいな 「・・・・・・言って」
僕 「え?(笑)」
れいな 「はやく言って」
僕 「・・・・・・」
れいな 「・・・・・・」
僕 「・・・・・・え?(汗)」
れいな 「・・・・・・」
僕 「・・・・・・」
れいな 「・・・・・・」
僕 「・・・・・・す」
れいな 「・・・・・・」
僕 「・・・・・・す、女子き」
れいな 「ノーカウント」
K!ssiK!ssiK!ssi
僕 「日本ダービー当てたから100万円までなら好きなの買っていいよ」
雅 「え!?」
僕 「いや、嘘」
雅 「え゛!?」
僕 「ははは! こんなに大きく期待に胸を膨らませやがって! 揉むぞこら!」
雅 「たった今 急速にしぼんだけどね」
僕 「しぼんだら昼まで寝てればいいだろ」
雅 「そんな事しても直んないし」